昨年購入したGIGABYTE G7 GDゲーミングノートのメモリが8GBで、Unreal Engineのエディターの動作がギリギリだったので、メモリを増設してみました。
1.裏返して電池を抜く
2.ねじを取る
底面カバーのねじは全部で17本あります。うち14本は長さが同じですが、電池パックが入っていた部分の3本はねじの長さが短いので気を付けてください。
3.底面カバーを取り去る
底面カバーと本体の境界線は以下の赤線のようになっているので、隙間を見つけて、マイナスドライバーをそっとねじ込み、軽くひねると、パキッ、パキッと内部のツメが外れていきます。ドライバーをねじ込む時と、ひねる時、本体や背面カバーを傷つけないよう、そっとやりましょう。
以下写真は、ノートPCの底面が上になっているので気を付けてください。
本体と背面カバーの境界線:右面
本体と背面カバーの境界線:背面
本体と背面カバーの境界線:左面
マイナスドライバーを差し込むときは注意!
4.内部を確認
背面パネルを取り去り、内部を確認すると、すぐに増設用スロットの位置がわかった。ちなみにこのノート、2.5インチSSD搭載と思っていたら、M.2 SSD(Gen4 X 4 NVMe)だった。なんか起動が爆速だと思っていたが…。まぁ最近のゲーミングノートなので当然と言われれば当然のこと。
5.いざインストール!
いざメモリをインストール!スロットにメモリをぶっ挿す。スロットにはツメがあり、メモリには切り欠きがある。ツメと切り欠きは左右非対称の位置にあり、メモリを挿入する際に向きを間違えることはない。ただし向きがあることを知らずに無理やり挿入するとスロットやメモリが破損してしまう恐れがあるのでご注意。
メモリを挿すときは、斜めに挿入し、下の写真の様に浮かせた状態にする。最後に指で上から押し付ければ、自動でパチっとはまる。
6.無事インストール(増設)完了!
無事にメモリの増設が完了した。あとは背面カバーをパチパチとはめてねじを締めるだけ。
7.メモリのデュアルチャンネルについて
メモリのデュアルチャンネルとは、メモリスロットが2つまたは4つあるPCに、ついているかもしれない機能で、メモリ2枚で1つのチャンネルとすることで、2倍のデータ転送速度をだせる技術。今回のGIGABYTE G7 GDにもデュアルチャンネル機能がある。
デュアルチャンネル機能を有効に活用するには、同じメーカー、同じ容量、欲を言えば同じロットのメモリが良いとされているが、今回は違うメーカー、違う容量(最初からささっているメモリは8GB)のメモリを増設した。はたしてデュアルチャンネル機能は働くのだろうか?
ググってみたところ、デュアルチャンネル機能が有効になっているかどうかは、CPU-Zというソフトで確認することができる。とあったので、CPU-Zをインストールして確認してみた。
CPU-Zを起動してMomeryタブを開き、Channelの部分を見ると、Dualとなっていた。なのでデュアルチャンネル機能が機能しているようだ。しかしUncore FrequencyとDRAM Frequencyの部分が数秒毎に出たり消えたりしているし、値がコロコロ変わる。やはり違うメーカー、違う容量だと何か問題があるんだと思う。
更にググっていると、以下のような記事を見つけた。
要するに、違うメーカーのメモリでも大体の場合は大丈夫で、容量が違う場合は、容量が小さい方のメモリに合わせた分だけデュアルチャンネルとなる…。ということだが、本当だろうか…。
もしそれが本当だとすると、今回の増設では、初期メモリ8GB+今回増設分8GBの合計16GBがデュアルチャンネル動作となり、残りの24GBがシングルチャンネル動作をしているということになる。
8.まとめ
何はともあれ、メモリを増設して40GBメモリとすることができた。体感的にもパソコンの動作速度が向上し、かつてなくサクサク快適なゲーミングノートになったと言える。最後にUnrealEngine5.3を動作させたところと、3DMarkデモ版を走らせたところのスクリーンショットを載せておく。
2023年9月29日追記
メモリが8GBと32GBとなり少し気持ち悪かったので、8GBをcrucial 32GBに変更して合計64GBメモリにしました。ちなみに8GBのDDR4-3200メモリはSAMSUNG製でした…。なんか勿体なかった。再度3DMarkでベンチマークを計測したところ、5110となり、誤差の範囲で微増という結果に。
画面を下にスクロールして詳細グラフを見てみた。このグラフを見て分かることは、CPUが100度いってる。あとGPU Loadが100%にはりついている。なので3DMarkはPCの限界性能を問題なく計測できているということ。そしてもしこれが自作デスクトップPCだった場合、冷却性能を上げるか、グラボを良くすればもっといいスコアがでるであろう(今回はノートPCだから無理…)。ということ。
GIGABYTE G7 GDのグラボは、nvidia RTX 3050 Laptop 4GBなのですが、主にGPUのメモリの少なさがこのゲーミングノートのボトルネックになっていると思いました。あとメモリの容量は40GBの時点で十分足りていたようで、今回のメモリ増設はスコアには関係なかったです。ちょっと勿体なかった…。
ご指摘、感想、リクエストはコメント欄から!